ディック・ブルーナ氏の訃報に接し謹んで哀悼を申し上げます。
オランダの国民的芸術家であり絵本作家のディック・ブルーナ氏が2017年2月16日逝去されました。
ここに長年に渡るご功績に感謝申し上げるとともに、謹んで哀悼の意を表します。
弊社は1971年よりミッフィーの食器製造を開始いたしました。今後も変わることなく
ブルーナ氏の世界を日本の子供たちにお届けするべく努力してまいります。
画像は弊社のミッフィー製品発売開始当時〜80年代初頭のパンフレットです。
ディック・ブルーナ Dick Bruna
1927年、オランダ・ユトレヒト生まれ。
絵本作家・グラフィックデザイナーとして世界的に活躍。
その暖かみのある手描きの線、鮮やかな色使い、観る者の想像力に訴えるシンプルで大胆な校正の作品で
世界中の子どもから大人までに幅広く愛されている。
1951年からブックカバーのデザインを本格的に開始し2000冊以上のデザインを手がける。
1953年に絵本「de appel（りんごぼうや）」を、1955年にミッフィーの第1作目の絵本となる
「nijntje（ちいさなうさこちゃん）」を発表し、さらに120作を超える絵本を創作。
全世界で50カ国語以上に翻訳され、8500万部以上のロングセラーとなる。
日本でも1964年「ちいさなうさこちゃん」（福音館書店刊）以降、5000万部以上の絵本が刊行され
子どもが初めて出会う絵本の作家として親しまれる。
また絵本創作以外にも、ユニセフ、赤十字や「WORLD PEACE IS POSSIBLE」など
社会活動のためのポスターやロゴも多く手がける。
2001年、オランダ王国より王室勲章「オランダ獅子勲章コマンデュール章」を受章。
2006年、ユトレヒトに自身の作品を専門に展示する美術館「ディック・ブルーナ・ハウス」
（2016年2月以降、「ナインチェ・ミュージアム」）がオープン。
2011年、アムステルダム国立美術館にポスターなど120点を寄託。
2015年、世界的にミッフィー誕生60周年を記念する展覧会が開かれる。